現在の丸盆の進捗と、同時進行を始めた小皿、来年の創作にむけて図案の考案に入りました。
丸盆の進捗
深さを合わせるのが難しい全体の地彫が終わって、ようやく落差に突入。
狭く、深い位置にある地はなかなか綺麗に揃わなくて非常に難しい。
気付かずに逆目で刀を入れると一気に深くなるし、ささくれ立つし、大変な作業だった。
今後はもう少し早く地をそろえられるようにならないといけない。
落差に関しては上下の位置関係さえ間違えなければこなれたものなので、色分けして段階ごとに彫ることに。
地が終わったので、これから完成に一気に近づくと思うと達成感に浸れる良い作品だ。
3月末までには終わらせようと思う。
葉の小皿
丸盆で繊細な作業に入ったので、気分転換と遅れをリカバーするための同時進行作品。
四隅はノコギリで落とすのがセオリーと聞いたけど、残念ながら自宅にノコギリが無かったので彫刻刀だけで落とすことにしました
木地 図案の転写 深さ1cm段階 四つ角落とし 最新状態
正直、皿のくぼみの部分をくりぬいている時はこのくらいなんてことないな。
と高を括っていたけど、2cmもある板を4か所も彫刻刀だけで切り落とすのは頭がどうかしていたとしか思えない。
めちゃくちゃ疲れた。
葉の小皿は小さくて彫りやすいので2月中に彫り上げたいと思う。
ひとまずは底面のデザインでちょっとだけ遊べるようなので、今週はここを考えておこうかな。
図案の考案
来年の創作展と会の展示用に2つ、作品を彫ることになりました。
テーマは
・好きなもの
・春の花
デザインを考えるのは好きなので、さっそく花の写真をあさることに。
春の花から探し始めて、どうにも絞り切れない。
結論としては4つ彫って、すべて合わせて1つの作品にしちゃえば良い。ということにしました。
彫り方も合わせてかなり具体的に考えているので、木地とサイズだけ決まったらあとは早いかな。
好きなもの。
これは春の花の写真を見ていたことも影響して、植物から選ぶことにしました。
私が小学生のころに初めて木彫り体験をした時の題材を思い出して
紅葉と銀杏にすることに。
葉が落ちて、水の波紋が浮かび上がる。
そんな作品にしたいと思います。
その時金銭的に余裕があれば漆の色にもこだわりたいな。
図案が固まったらnoteで販売しても良いかもしれない。
さいごに
現状、溜まっている課題が
丸盆、葉の小皿、木箱、創作展用、会の展示用で5つ。
丸盆と葉の小皿は4月頭には手離れしていると想定しても、年内に残り3つ。
それらを彫りつつ好き勝手デザインを考えて彫って塗りたい。
それこそ鎌倉彫や漆塗りにこだわらずに。
ブローチにペンダント、リングとデザインイメージだけはいっちょ前に浮かんでくる。
それらが思う存分彫れるように、時間を大切にしなければ。
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